< 東山植物園・水辺の花&木々の花 >




《 サギソウ(鷺草)》
 日当たりのよい平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生ランです。かつては北海道、青森をのぞいた全国に分布していましたが、乱獲や生育環境の破壊により現在では自生のものを見る機会は少なく、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。 夏に花茎を長く伸ばし、名前の通り鷺(さぎ)が羽を広げたような姿の純白花を数輪咲かせます。英名の「イーグレット・フラワー(Eargret Flower)」も「白鷺」の意です。









《 ミソハギ(禊萩)  》
 日本各地の湿原や小川、用水路の縁などに見られる多年草です。茎はまっすぐに立ち、株元は少し木質化します。そして細い地下茎を伸ばして群生します。葉はふつう対になってつき、細長い卵形で小さく、濃い緑色です。濃いマゼンタピンクの花が、茎の先端に穂になって咲きます。1輪の花の大きさは1cm弱です。







《 サワギキョウ(沢桔梗 》
 別名:宿根ロベリア、ロベリアは熱帯から温帯地域に欠けて約200種が分布します。姿形、生態は様々で、一部低木になるものもありますが、主として毎年花を咲かせる多年草タイプと花後に枯れてしまう一年草タイプに分けられます。そのうち、多年草タイプのものを園芸では宿根ロベリアと呼び、その中の一種にサワギキョウがあります。 主な開花期は夏で、池のほとりや湿地など、水の豊富な場所を好みます。花色は青紫、紅、ピンク、白などがあります。







《 コゴメバオトギリソウ(小米葉弟切草) 》
  オトギリソウの仲間だが、ヨーロッパ原産。 セイヨウオトギリ の変種といわれ、1934年、千葉県で発見された帰化植物。日本の近縁種には イワオトギリ 、コケオトギリ 、サワオトギリ 、ミヤマオトギリソウ などがある







《 ミズカンナ(水カンナ)  》
 アメリカ南部が原産です。わが国へは、昭和時代の初めに渡来しました。湿地や沼沢地に生え、高さは1〜3メートルほどになります。 6月から7月ごろ、茎頂に円錐状の穂状花序をだし、紫色の花を咲かせます。名前は、葉が「カンナ」に似ていることから。





《 ハス(蓮) 》
 水底の土中に塊茎をつくり、そこから葉と花茎を水面に伸ばす水生植物です。塊茎はレンコンとして食用にされますが、主に食用にされる系統と、花を楽しむ系統があり、花を楽しむ系統の塊茎は、あまり太らず食用には向きません。





《 ホツツジ( 穂躑躅) 》
 北海道の南部、本州、四国、九州に分布し、山地の岩場などに自生する。高さは1mから2mくらいになる。葉は枝に互生し、葉の形は楕円形で長さ5cm、先端は尖り、縁は全縁。 花期は7月から9月で、枝先に円錐状に花序をだす。花弁の色はやや赤みを帯びた白色で、3から4枚が反り返って丸まる。雌しべが長くほぼまっすぐに伸びるのが特徴。ミヤマホツツジ属のミヤマホツツジの雌しべは、弓状に象の鼻のように曲がる。







《 ナツフジ(夏藤) 》
 中国南部原産で冬に葉を落とす落葉性の低木です。日本でも暖地や平地で野生化したものがよく見られます。花がきれいなので、庭木や鉢植えとして利用されます。草丈は1m〜大きくなると2mほどになります。地下茎から芽を出して広い範囲に茂ります。 梅雨時から夏にかけて、ピンク色の小花がボール状にまとまって咲きます。その花姿は遠目から見るとアジサイっぽいかもしれません。花にはかすかな芳香があります。葉っぱは大きな丸形で、先端が少しとがります。色は濃い緑色で、もんだりこすったりすると一種独特なニオイがします。







《 リョッカタマアジサイ(緑花玉紫陽花) 》
 福島県以南から中部地方にかけて分布、:山地の谷間や沢筋など、和名の由来は、開花前の蕾が球形をしていることからきている。真ん中に淡い紫色の両性花を密生させ、周囲に少数の白い装飾花がある。:









《 ミナズキ(水無月) 》
 ノリウツギはアジサイの仲間ですが、円錐形の花序(花房)をもつため開花時の趣は一般のアジサイと少し異なります。開花期もアジサイより遅く、花の少ない夏にはありがたい樹種です。花弁のように白く円錐花序を彩るのはしべが退化した装飾花の萼片で、雄しべと雌しべをもつ両性花には装飾花のような大きな萼片はありません。「ピラミッドアジサイ」の名で市場に出回っているミナヅキは、ほとんどの花が装飾花となり、円錐花序全体が白色で覆われます。